詩
僕の名前なんか覚えなくてもいいから 土地勘のない歌舞伎町のホテルで 夜通し見たあの映画の事だけは どうか忘れないで下さい
ふらふら浮き沈む情感いつまでも切れないjoker ジェットコースターみたい楽しくない そういや富士急の約束どうなったっけ
寝過ごした3つ先のホーム折り返しのやつを待つ自販機の温もりと乾いた煙涙が零れたのは目に沁みたからそういえば高校の時も冬になれば廊下のゴミ箱はコーンスープの缶ばかりだった
骨格を失う温度それはおれたちが思うより不完全 未完成 無自覚知らないだけでずっと側にいたみたいだおれは夢を見ているのかそんなことすら分からないラリってる日々でも変わらずにビートを刻むスピーカーと心臓早くコイツを止めてくれよおれには手が届かな…
各停を乗り継いでまだ開けてない海へテトラポットの隙間に消えていったビールおれたちの願い事は
共に地獄に居てください その願いは直ぐに消え果て成人式に君はやっぱり来なかった二度と会うこともない結局引き止められなかった 今もなお痕だけが残りあの曲がり角を通る度にまだ君が居てくれる気がするそんな馬鹿げた白昼夢が いつか僕自身を殺すのでしょ…
健忘と妄想 定型の雑言 上昇する鼓動 時間が遅くなって地に根を張る身体 THCとコデイン 誰にも見せないiPhoneのメモに綴られたリリック 忌まわしい春の花の粉 鼻捥げってクソ食らえ それでも自転車漕いでやる ウェブの波を漂流し飽きた午前4時 エタノールと…
スケートブランドのよれよれのTee オーバーサイズの黒い服 ウッドランドカモフラージュの重いアウター コムデギャルソンの金木犀の香り 背中の黒い翼、右腕には骨になった猫 脹脛には鬼、胸には龍を飼っている 510円になった赤マルとbicライター rawのペーパ…
やっと浮かれた春の感じが治まってきて 桜も葉が混じり始め、秒速5cmで路肩に積もり 雨の降る予感のする午後4時前は、 もう夏の匂いがした https://soundcloud.com/liberal-cripple/the-good-life 鬱になってから春が駄目になってしまった 何と無く浮かれて…